ニューヨークってどんなところ?
ニューヨークは、実際にはどのような所なのでしょうか?
ニューヨークは、19世紀にイギリスの王政から独立しました。
それを機に市街地は拡大され、新たな産業を生み出すことになります。
例えば、ブロードウェイは、19世紀末にマンハッタン周辺の開拓でデパートや劇場が多くできたことで繁栄し、後に世界中の舞台役者が憧れる場所になりました。
リンカーン元大統領が黒人解放宣言をしたのも19世紀(1862年)で、そこから黒人独自の文化が成熟していくことになります。
移民も多く受け入れ、20世紀に入ると国際連合本部が置かれ、ニューヨークは国際的な大都市に成長したのです。
その中で、ファッションもニューヨークを拠点に発展していくことになります。
ファッション業界は、19世紀までは仕立て屋が中心になり、衣類を制作していました。
仕立て屋というのは身分の低い職業で、移住してきた貧困層の人々が、裕福な人たちの注文を受けて洋服を仕立てていたのですが、「シンガー」がミシンを発明したことで洋服の大量生産が可能になり、ニューヨークでも既製服が大量に作られるようになります。
ニューヨークに多くの仕立て屋が生まれたことで、後のファッションの都が出来上がったのではないかと思われます。
更に、多くの仕立て屋がいたニューヨークは、第二次大戦中はヨーロッパの戦火から逃れてきた様々なメゾンが集まる場所になり、ファッション産業の発展が決定的なものになったのです。