マーク・ジェイコブズ(Marc Jacobs, 1963年4月9日生)
現在、ルイ・ヴィトンのメインデザイナーでもあるマーク・ジェイコブズは、ニューヨークのユダヤ人家庭出身です。
ジェイコブズは、7歳の時に父親と死別しました。
その後、家族とうまくいかなくなり、10代になると、家を出て祖母の元で暮らすようになります。
15歳でアパレルの在庫管理のバイトも経験し、ファッションに対する関心を高めたようです。
高校卒業後はパーソンズ美術学校で本格的にファッションを学び始めました。
その間、初めて自身がデザインするのニットを発表しています。
彼が頭角を現してきたのは、学生時代の1984年のことです。
その年に大きなデザイン賞を2度も受賞し、更に「ベスト・スチューデント・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれました。
一躍注目デザイナーとして有名になった彼は、ビジネスパートナーとのファッション関連会社設立を経て、1993年に自身のメゾンを立ち上げます。
日本で一番有名なジェイコブズの仕事は、実はルイ・ヴィトンでのものです。
1997年にヴィトンのヘッドデザイナーに抜擢された彼は、日本人アーティストの村上隆氏らとコラボで、モノグラム柄のアレンジ製品を発表しました。
これは日本でも大きな話題になったので、記憶にある方も多いと思います。
現在、彼は最も注目されるデザイナーの一人であると同時に、次期クリスチャン・ディオールのヘッドデザイナー候補になっているともいわれています。