マリリン・モンロー(Marilyn Monroe, 1926年6月1日~1962年8月5日)
1950年代のハリウッド黄金期に活躍した、永遠のセックスシンボルであるマリリン・モンロー。
そのセクシーで官能的な姿には、誰もが魅了されました。
生まれた頃から孤児院をたらい回しにされるなど、数々の不幸を経験していましたが、偶然米軍報道部員に撮られた写真が雑誌に載ったことで、芸能活動を始めることになりました。
最初はモデルとして下積みをし、女優になってから暫く脇役が続きながらも、「ナイアガラ」(1953年)に本格的にブレイクします。
それと同時に、あの「モンローウォーク」(腰を振りながら歩く独特のウォーキング)も有名になりました。
不幸な少女時代を送りながらも懸命にハリウッドで生き抜き、見事に成功したのです。
そのグラマラスな肢体は運動によって維持され、美しく歩くためにヒールの高さを微調節するなど、努力を惜しみませんでした。
毎日鏡に向かい、自分を魅力的に見せる方法を徹底的に研究し、3色の口紅を混ぜた上にワセリンを乗せるという、口元のオリジナルメイク法も編み出しました。
悪女のイメージが先行してしまいますが、本当は「努力の人」なのです。
戦後の洋服における女性解放が進む中で、ホルターネックのドレス姿は強烈な印象を持ち、肉体の曲線を際立たせたオリジナルスタイルは、現在でも私たちを魅了し続け、リンジー・ローハンやミーガン・フォックスなどのハリウッド女優が、今でも憧れる存在です。