キャサリン・ヘプバーン(Katharine Hepburn, 1907年5月12日~2003年6月29日)
伝説的な女優のキャサリン・ヘプバーン。
彼女はハリウッド史上最も優れた女優であるとされ、アカデミー賞主演女優賞も、歴代最高の4回も受賞をしています。
そんな大女優はまた、自立した女性の生き方をメディアを通して視聴者やファンに示した女性の一人でもあります。
ヘプバーンは1907年にコネチカット州で生まれました。
父親は医者、母親は政治家で婦人参政権運動に従事、そんなインテリでモダンな考え方を持つ両親のもとで、伸び伸びと育ってきたといいます。
元から演劇には興味があり、舞台女優として早くから活動していて、大学卒業後に映画のキャリアもスタートします。
最初は泣かず飛ばずの女優でしたが、1930年代の映画「フィラデルフィア物語」がヒットしたのを契機に、ヘプバーンは輝かしい映画スターとしての地位を手にします。
俳優スペンサー・トレーシーとの長年の交際も、彼女の知名度アップを後押しすることになりました。
しかし、彼女は男性に依存するタイプの女性ではありませんでした。
その強い意思を表現するために、パンツ姿を好み、それを「女性はスカート」という時代に認めさせたのです。
この功績は、アメリカでは大きかったのではないかと思います。
2003年で老衰により亡くなりましたが、彼女を超えるオーラを放つ女優は、二度と現れないかもしれません。