多様化する2000年代
2000年代になると、ファッションや外見のコンセプトが多様化します。
「どこにでもいるような女の子」「クラスメイトにいそうな雰囲気」といったキーワードも現れたのです。
ファッションにおいても、「リアルクローズ」という、安価でファッショナブルな洋服を出すブランドが多く現れ、H&Mやフォーエバー21といったブランドが世界的に大成長します。
また、スタイルにおいては、過去のものに再びインスパイアされ、過去のトレンドをリメイクして新たなものを作る傾向が強くなりました。
60年代のヒッピースタイルやミニスカート、ベルボトムが再び脚光を浴びるようになり、また日本のファッションも、好奇心旺盛なアメリカ人に受け入れられるようになりました。
「かわいい」という日本語がそのまま英語でも通じるようになったのです。
それと同時に、日本のキャラクターグッズ「キティちゃん」が全米でも大ブレイクし、キャメロン・ディアスはキティちゃんの大ファンだといいます。
2000年代中ごろから、デニムではスキニーラインが大幅なシェアを占めていますが、ストレートやベルボトムラインが古臭いということもなく、どのラインのものでもしっかりと地位を確立しています。
ファッションモデルも、リアルな感じの女性からゴージャスなモデルまで様々にいて、それぞれが自分のスタイルを決めていく時代になったのではないかと思います。