ジル・スチュワート(Jill Stuart, 1965年1月5日生)
ジル・スチュワートは、日本ではビューティー部門で有名だと思いますが、元々はアパレルを手がけるデザイナーです。
両親がスポーツウェアのお店を経営しており、母親も有名デザイナーで、かつてはハリウッド女優ナタリー・ウッドが母親のデザインする洋服を好んで着ていたといいます。
そんな母親の影響を受け、自分も将来デザイナーになりたいと思うようになりました。
15歳で自身が手がけたチョーカーなどのアクセサリーを売るなど、独自にファッションの経験を積んでいました。
ファッションを学ぶために進学した先は、ロード・アイランド・スクール・オブ・デザインです。
自身のメゾンを立ち上げたのは、1993年のことです。
以後アクセサリーを中心に、彼女の事業は広がっていきます。
彼女の事業を成功に導いたのは、多くのフォトグラファーたちです。
ファッション業界の写真家として名高いマリオ・ソレンティやエレン・フォン・アンワースらが、ブランド「ジル・スチュワート」に協力し、トリッシュ・ゴフやジェマ・ワードといった世界のトップモデルが広告に登場しました。
また、最初に発表したプレタポルテコレクションが評判を呼び、後にスポーツファッション部門を立ち上げる、大きな弾みとなりました。
2000年には、デニムとランジェリー部門も加わり、事業は更なる拡大を見せ、現在では安定した人気を誇るブランドとして定着しています。