ニューヨーク・コレクション(Mercedes-Benz Fashion Week)

ニューヨーク・コレクションは、1943年に始まり、今では世界4大コレクション(その他パリ、ミラノ、ロンドン)の一つとして、世界中の注目を集めるようになりました。

1943年のコレクション発足当時は、まだ第二次世界大戦中で、世界のファッション事情も混沌としていました。

パリでは既に歴史あるコレクションが毎年行われていましたが、アメリカのマスコミ関係者は、この時期パリに行くことができず、彼らにアメリカン・ファッションを注目させるためにニューヨークのコレクションを立ち上げました。

つまりアメリカとしては、今こそがアメリカン・ファッションを世に広めるチャンスだと思ったのです。

ファッション・ジャーナリストのエレノア・ランベールがニューヨークコレクションを仕切り、マスコミ向けのファッションショーを行った第一回は、大成功を収めました。

それまでフランスのファッションで多くの誌面を割いていたヴォーグなどのファッション雑誌も、これを機にアメリカン・ファッションの特集を多く組むようになりました。

戦争のさなかに立ち上げたコレクションでしたが、組織力を養っていき、現在でも世界に誇るコレクションを展開しています。

アメリカではマスコミとファッションの関係がどの国よりも濃密で、ファッションショーはテレビ中継されるくらいなので、若いデザイナーもメディアに露出するために、積極的にコレクションに参加しています。

NYファッションの変遷

現代のNYファッション事情

NYのデザイナーたち

永遠のファッション・アイコン

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