ヒップホップ（Hip Hop）

ヒップホップ音楽は、ニューヨークのアフリカ系アメリカ人の中で生まれた文化の一つです。

そして、彼ら独自のファッションスタイルを「ヒップホップルック」や「ヒップホップファッション」と言います。

つまり、同じ音楽に集うグループが、ファッションにおいても独自のスタイルを築くようになったのです。

ヒップホップ音楽の起こりは1970年代と言われ、独自のファッション形成も行われました。

そのスタイリングは数々の変化を遂げつつ世界的に広まり、ニューヨークで生まれたこのファッションは、今やカジュアルルックを代表するものになりました。

今も昔も変わらないヒップホップファッションのベースは、スポーツウェアです。

1980年代には、ヒップホップファッションを広めるかのように次々にスタイリッシュなスポーツウェアブランドが出現しました。

アディダスや、ルコックなどです。

こういったブランドがヒップホップ文化を後押しし、「スポーツブランド＝ヒップホップのユニフォーム」という構図が生まれたのだと思われます。

更に80年代には、大きなフレームのサングラスやゴールドのアクセサリーをプラスするというスタイルが最も人気がありました。

80年代終わりには、MCハマーのドレッドヘアが注目を浴び、髪型にもオリジナリティが加わるようになります。

主にネイティブアフリカンに影響を受けたスタイルを中心に、ヒップホップ文化は繁栄していきます。